松田軽太のブロぐる

企業の情シスで働いています。会社の中では何をしてるのかナゾな職場の情シスあるあるなどや読んだ本のことなどを思いつくままに書いています。

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銀座 伊東屋本店で「インク沼へようこそ」がで開催中! 2018年9月19日(水)~26日(水)

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銀座の伊東屋本店で開催されている「インク沼へようこそ」に参加してきました。

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こんにちは! 松田軽太です。

 

近年、万年筆ブームが来ているのをご存知でしょうか?
パソコンやスマホの普及でメールやLINEのようなメッセージアプリに慣れてしまうと
なかなか手書きで手紙を書く機会も減ってきました。

 

そんな時代だからこそ、万年筆のアナログ感が逆に新鮮だともいえます。


またカクノのように1000円程度のリーズナブルな価格で手に入る万年筆も人気に火をつけたキッカケでもあります。
1000円くらいであれば気軽に万年筆を使うことができますよね。

 

ということで、そんな今の時代だからこそ実現したイベント。
それが「インク沼へようこそ」なのです。

www.ito-ya.co.jp

 

2018年9月19日(水)~26日(水)まで銀座の伊東屋本店の地下1階で開催されています。

 

このイベントの何がすごいかというと、国内外から集められたインクが1000種類も一堂に展示されており、わずか500円の参加費で一日中、試し書きできるという万年筆ファンが涙を流して喜ぶような夢の企画なのです。

 

入場料の500円を払うとペンと特製試筆用ノートを渡してもらえます。
これだけでも万年筆ファンには嬉しいおもてなしです。

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そして目の前にズラーーっと並ぶ色とりどりのインクの数々の中に身を投じます。
さずがに1000種類もあるインクの軍団は圧巻です。

 

お昼すぎに会場に着いたのですが、すでに多くの万年筆ファンで会場が埋め尽くされていました。20代の若者から年配の方々まで年齢層も幅広く、万年筆ファンの層の厚さに驚きました。


近年、万年筆のインクのカラーバリエーションは劇的に増えました。


かつては万年筆のインクといえば黒、青、赤くらいでした。

またボールペンもゲルインキなどの進化により、書き味がかなり向上しました。
実際に一時期、万年筆市場は壊滅的な状態だったのです。

 

万年筆というとどうしても、昔から愛用しているおじいちゃんの筆記具という先入観があるのではないでしょうか?


それに手入れもめんどくさそうだし「もう万年筆なんか使わなくても、ボールペンでいいんじゃね?」と思っている人も多いと思います。


しかし…この目の前に広がるインク沼には驚くほど沢山のカラフルなインクが僕たちを出迎えてくれます。

 

僕が参加した9月22日は「KobeINK物語 Day」ということで、ナガサワ文具センターでKobeINK物語を開発した竹内直行さんと『趣味の文具箱』清水編集長によるトークショーが催されていました。

 

 

趣味の文具箱 47 (エイムック 4148)

趣味の文具箱 47 (エイムック 4148)

 

 

 

インク愛と文具愛の溢れたお二方のトークでしたが、なんと台本とか用意しておらずフリートークだったそうです。
それでも話は尽きることなく、スムーズに行われていました。
(ごめんなさい、試し書きに夢中になってて、トークショーの細かい内容はあまり耳に入りませんでした…)

 

トークショーが終わったあとも竹内直行さんが会場に残ってくださったので、少しお話することができました。


竹内直行さんによると、インクのカラーバリエーションが増えたのは、ここ10年程度のことなのだそうです。

 

神戸を愛する竹内直行さんは「美しい神戸の街を象徴するような美しいインクを作ることができないか?」と考えたといいます。大好きな神戸と大好きな万年筆への愛情が「Kobe INK物語」を生んだのです。

kobe-nagasawa.co.jp


そもそも万年筆のインクに色をつけること自体が、当初、技術的に困難だったそうです。色を再現するのは化学の領域になり、そう簡単には出来ません。
図工の時間で絵の具を混ぜてできるような単純なものではないのです。

 

近年、万年筆市場はジリ貧となっていましたが、ナガサワ文具センターでKobeINK物語というカラーインクを販売したところそれが大きく注目されて、今では全世界にムーブメントが広がったのです。


現在、Kobe INK物語のは82色にまでバリエーションが増えました。その間、わずか10年でインク沼の会場にあるように沢山の美しいインクが世界中から誕生したのです。

 

しかしそのキッカケは「Kobe INK物語」の美しいインクがあったからこそです。
まさに神戸発で世界に広がった文化なのです。
その功績が評価されてナガサワ文具センターは今年「第10回日本マーケティング大賞」の奨励賞を受賞しました。

kobe-journal.com

 

これって万年筆インクのイノベーションではないでしょうか。。
スティーブ・ジョブスっぽく言うなら万年筆インクの再発明とも言えるでしょう。
(銀座伊東屋の近くにアップルストアの銀座店もありますしね)

 

僕も実際に様々なインクを試し書きしてみましたが、紙の上でペン先を滑らす時のなんともいえない心地良さに時間が経つもの忘れて、いろいろなインクを試し書きしていました。

 

 

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最近ではこの美しいインクを使って絵を描く作家もいらっしゃるようになりました。
実際、つけペンで美しいインクの色を楽しんでみると「このインクで絵を描いたら、きっと色鮮やかで美しい絵がかけるだろうな感じました。

 

このサイトでは万年筆画家の第一人者のサトウヒロシ氏の描かれた美しいイラストの数々を見ることができます。

muuseo.com

 

さて、このブログを読んで万年筆に興味を持たれた方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

日本のメーカーは、プラチナ、パイロット、セーラーの3社が代表的な万年筆メーカーです。

 

■プラチナ万年筆 万年筆 #3776センチュリー シャルトルブルー

 

プラチナ万年筆 万年筆 #3776センチュリー シャルトルブルー 細字 PNB-10000#51-2

プラチナ万年筆 万年筆 #3776センチュリー シャルトルブルー 細字 PNB-10000#51-2

 

 

 

パイロット 万年筆 コクーン チタン 中字

 

 

 

セーラー万年筆 万年筆 プロフィット21 

  

海外製で手ごろな価格の万年筆に興味があればLAMY(ラミー)など良いかと思います。

LAMY(ラミー)はドイツのメーカーでデザイン性の高い万年筆を販売しています。


■LAMY ラミー 万年筆 サファリ スケルト

 

LAMY ラミー 万年筆 ペン先EF(極細字) サファリ スケルトン L12-EF 両用式 コンバーター別売 正規輸入品
 


もっと重厚感のある万年筆がよければナミキファルコンなどを選んでみてもいいかもしれません。

■Namiki Falcon Collection ナミキ ファルコンコレクション

 

  

いずれせよ沢山の種類がありますので、一度、インク沼に足を運んで、書き心地を試してみるといいでしょう。ボールペンとは一味違う書き味を楽しめると思います。

 

会場ではこんなグッズも販売しています。

これらを見ているだけでも楽しいですね!

 

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