松田軽太のブロぐる

企業の情シスで働いています。会社の中では何をしてるのかナゾな職場の情シスあるあるなどや読んだ本のことなどを思いつくままに書いています。

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キリン 世界のKitchenから「麦のカフェ CEBADA(セバダ)」が驚くほど美味しくて驚いた

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「キリン 世界のKitchenから」から発売されている「麦のカフェ CEBADA(セバダ)」という飲料をご存知でしょうか?
www.kirin.co.jp

 

こんにちは! 松田軽太です。

 

この商品、けっこうネットでは発売早々から話題沸騰でよく見かけました。

 

個人的は「麦でコーヒーなんて成立しないじゃん」という気持ちが先行して、あまり飲もうという気にはなりませんでした。

 

ましてや2018年の夏は命の危険があるくらいの異常な高温です。
そんな日にわざわざゲテモノ飲料を好き好んで飲むような余裕はありえません。

 

しかし長く続くかと思われた今年の残暑も9月に入ると意外に早く涼しくなってきました。そんなある日、店頭で「麦のカフェ CEBADA(セバダ)」と目が合いました。


「まぁ、ここで出会ったのも何かの縁だな」だと思い、今まで敬遠していましたが、この機会に飲んでみようと思いました。

 

僕が飲料のレビューを書くのは「商品企画としては頑張ったけど、いろいろなオトナの事情でバランスが崩れた商品への鎮魂歌(レクイエム)」というスタンスです。

 

決して自ら好んでマズイ飲料を探して求めるような、味覚の自傷行為をしているわけではありません。

 

「麦のカフェ CEBADA(セバダ)」という麦コーヒーですが、見た目は確かにコーヒーに見えます。ところが一口飲んで「あー、これはコーヒーじゃないな。よく焙煎した麦茶だな」と感じました。

 

この商品企画のよく考えられてるところは「コーヒー製法で作った」という説明をすることで、購入者に「これはコーヒーに見えるけどコーヒーではない別の物だ」
と認識することに成功しています。

 

それによって「コーヒーを買ったつもりなのに期待はずれだった」というガッカリ感をに回避するように仕掛けられているのです。

 

また商品ブランドも「世界のKitchenから」です。
このブランドであれば、たとえ珍妙な商品であっても「なるほど、世界にはこういう不思議な飲み物もあるんだな」と購入者も広い心になっているので受け入れてもらえます。

 

このように「麦のカフェ CEBADA(セバダ)」は二重の防御壁を構築しているのです。


この麦コーヒーの特徴は焙煎にあります。一口飲むだけで焙煎された香ばしさが鼻腔を満たします。

 

もしキリンがこの飲料を「焙煎」にだけ着目してコーヒーブランドの「ファイア」で販売していたらどうでしょう。


ファイアはコーヒー豆を高温で焙煎し、独特の苦みや香ばしさを楽しむという、ボスやジョージアとは違う独自のスタンスを貫いています。

そこに麦コーヒーをラインナップしていたら「え?これコーヒーじゃないじゃん。ただの焦げた麦茶だろ!騙された!」とガッカリさせてしまうでしょう。

 

もしそうなっていたらザンネンな商品企画として取り上げるところですが、前述したように「世界のKitchenから」として販売するという絶妙な”あざとさ”は素晴らしい商品化企画だと脱帽します。

 

ブログのタイトルの「驚くほど美味しかった」という意味は「絶対に美味しくないと思ったのに、意外なほど飲める商品だった」という意味です。

 

ということで、この麦コーヒー。
まぁ、よく焙煎したコーヒー色の麦茶であって、商品としてもよく出来ているといえるでしょう。とはいえ次の夏に再び販売されるかは微妙なところではないかと思います。

 

気になる人は今年のうちに体験することをお勧めします。

 

www.matudakta.com

  

キリン 世界のKitchenから 麦のカフェ CEBADA 600ml PET×3本

キリン 世界のKitchenから 麦のカフェ CEBADA 600ml PET×3本

 

 

  

 

 

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