最近、コンビニに行くと、以前よりも冷凍食品コーナーの面積が大きくなっていると思いませんか?
こんにちは! 松田軽太です。
近所のセブンイレブンが改装したというので、行ってみて雰囲気が一新していて驚きました。
特に目を引いたのが冷凍食品コーナーの充実っぷりです。
コンビニの冷凍食品ってお店の隅の壁際に地味にあったと思いますが、最近のコンビニってお店のど真ん中にドーン!と冷凍食品コーナーがありますよね?
でも、そんなに冷凍食品って需要ありましたっけ?
昔からある冷凍食品に対するネガティブなイメージ
冷凍食品というとキチンと料理する時間が無いときに間に合わせのために買うものというイメージがありました。
「ゴメンナサイ、今日は時間がなくて、晩御飯、冷凍食品になっちゃった」みたいな。
あるいはお弁当のおかずとしての利用ですよね。
少なくとも晩御飯のメインのおかずとして、冷凍食品を使うというのは、ある種の後ろめたさもあって、あまりなかったんじゃないでしょうか?
冷凍食品が劇的に美味しくなった!
しかし、そんな日陰者の冷凍食品ですが、最近は非常に進化していて、味もかなり良くなっています。
特に進化を実感したのはパスタ類です。
数年前の冷凍パスタは解凍すると水分が多くて、ソースも混ざりきらず「食べられないことはないけど、でもそんなに美味しくない」という感じを持っていました。
その時も「冷凍パスタは忙しい時の非常食」という認識でした。
しかし、先日、セブンイレブンのナポリタンを食べたところ、まるで昔ながらの喫茶店で出てくるような懐かしい美味しさ感じて驚きました。
「何これ?想像以上に美味しいじゃん!」って感じたのです。
数年前と比べると劇的に美味しくなっていました。
技術の進化はスゴいと実感しました。
それがキッカケで冷凍食品事情に興味をもったのです。
冷凍食品で廃棄ロスが減る
当たり前ですが、冷凍食品は長期間の保存できます。
しかし、コンビニ界隈で大きな問題となっているのは食品の廃棄ロスです。
全国で廃棄される食品を調べてみると
- セブン-イレブンが5.8万トン
- ローソンが4.6万トン
- ファミリーマートが4.0万トン
・・・このコンビニ3社で1日に15万トンの食品が廃棄されているわけです。
15万トンといっても今ひとつピンと来ないので「15万トン」でググッてみたら豪華客船とか原油を運ぶタンカーが表示されました。
とにかく大量に廃棄されているということです。
まぁ、コンビにからすれば、食品の安全・安心を考えてると仕方がない部分でもあるのでしょうが。
冷凍食品の需要が増えれば、お弁当から冷凍食品にシフトすれば、この大量の廃棄ロスという問題も改善されます。
高齢者にも冷凍食品が受け入れられている
コンビニといえば、若い世代の方がお客さんが多いと思っていましたが、最近では高齢者のお客さんの方が増えつつあります。
これは日本が超高齢化社会に向かっている兆候でもあるのでしょうが、遠くのスーパーよりも歩いて五分で行けるコンビニの方が、特に高齢者にとっては利便性が高いのは間違いないですよね。
そしてこれらの高齢者の方々が美味しくなった冷凍食品を好んで買うようになったのです。
お店側にとっても冷凍食品はありがたい存在
冷凍食品はお弁当類に比べると圧倒的に保存期間が長いので廃棄ロスが減ります。
これはお店側にとってもありがたいことなのです。
コンビニの多くは直営店ではなくフランチャイズという形態で、お店のオーナーは社員ではありません。
独立した事業主だと見なされます。
そしてコンビニ独特の「ロスチャージ会計」という考え方があります。
要するに各コンビニ店舗はコンビニ本部からしか商品を仕入れることができず、そして売れても売れなくてもコンビニ本部へ支払うお金は変わらないので、コンビニ本部はバンバン、お店側に「もっと仕入れて!」と迫ります。
恵方巻きが大量に廃棄されるという問題がニュースで話題になりましたよね。
しかし、仕入れた商品が賞味期限切れで廃棄になると、それはお店側の持ち出しになるのです。
冷凍食品がいろいろな問題を解決するかも?
今までの話を整理してみると
- 冷凍食品は長期間保存できる。
- 冷凍食品が劇的に美味しくなった。
- 高齢者層にも冷凍食品が受け入れられた。
- 冷凍食品で廃棄ロスが減るのでお店の持ち出しも少なくなる。
ということで、冷凍食品が日本のいろいろな問題を解決してくれるかもしれません。
もし、まだ最近のコンビニ冷凍食品を試したことがない人は、是非、セブンイレブンの冷凍パスタを試してみてください。
個人的にはセブンイレブンのナポリタンとミートソースが美味しかったです。
レンジで暖められるお皿もついているので、封を切って暖めるだけで美味しいパスタが食べられます。