ブログを開設してそろそろ一年半が過ぎました。
こんにちは!松田軽太です。
ブログ開設後、3ヶ月以内に9割近くがメンドクサイので止めてしまうとよく聞くので、はたしていつまで更新できるのだろうか?と心配しましたが、どうにか一年を乗り切ることができました。
僕はブログ運営の考え方をちきりんさんの『自分メディアはこう作る!』から教わりました。
ブログを開設した理由
ところで皆さんはどういう目的でブログを運営されているのでしょうか?
僕がブログを開設した理由は、自分の知識を蓄積しておく倉庫のようなものをイメージしました。
まぁ、平たく言えば備忘録なのですが、割と読書は好きな方で、月に数冊くらい読んでいます。
読むジャンルはビジネス書、技術書、小説、漫画とバラバラです。
しかし、せっかく読んでも忘れてしまうことも多いので、忘れないようにスマホに大事だと思うポイントをメモっていました。
ある時、ネットでみかけた記事が面白くて「誰が書いたのだろう?」と思ったら平仮名で「ちきりん」という奇妙な名前の人でした。
「ちきりん」というヘンな名前の人
それがキッカケでちきりんさんをググッてみたら、有名なブロガーだという。
「は?ブログって個人が書いてるワケで、プロの作家じゃないのに、そんなに有名なの?」というくらいで、当時はブログについても、まったく知識がありませんでした。
ブログと聞いて真っ先に思い浮かんだのが、アメブロだからでしょう。
タレントのどうでも良い日記を公開するのが、ブログの用途くらいにしか思ってなかったのです。
しかし「ちきりんの日記」を読んでみたら、独自の切り口で社会の出来事を解説しており、しかも、ものすごく読みやすい。
今までブログに対して思っていた「文章な素人が書いた日記」ではなく、自分の考えをキチンと表明することができる媒体なのだと気がついたのです。
とはいえ、その時点ではまだ自分でブログを開設する気にはなりませんでした。
なぜならブログを書いてまで、人様に伝えたいようなことなんてなかったからです。
だったらブログでも書けばいいんじゃない
友人からのメールに対する返信を書いているとついつい超長文になってしまう傾向がありました。
なるべく分かりやすく丁寧に書いた方が良いだろうと思ったからですが、ある日、友人から「お前のメール、いつも長いよね?そんなに長文を書くのが好きならブログでも始めれば良いんじゃないの?」と言われました。
もしかしたら、超長文の返信を読むのが面倒だったからかもしれませんが・・・。
とはいえ、それがキッカケで「なるほど、ブログねぇ・・・」と思ったのです。
ブログが『自分メディア』だと気がついた
ブログというのは自分が持てる「メディア」だと考えると可能性が広がります。
自分が構築するだから、中身は何でも良いのです。よく考えたら、こんなにスゴイことがとても簡単に手軽にできる時代になったのです。
ブログが存在しない時代であれば、出版社に売り込みに行くとか、自費出版で本を発行するというように、かなり手間がかかります。
だから、普通に考えたら出版なんてよっぽど世の中に伝えたいということがなければできなかったでしょう。
それが手軽に無料で作れるのです。使わない手はないですよね。
匿名か実名か?
最近のTwitter界隈では「これからは個人評価の時代だから、ブログやTwitterも実名と写真公開して運営すべき」という意見をよく目にします。
最終的にフリーランスのように個人の信用力で生きていくならそれも良いでしょう。
あるいは会社員であっても、サイボウズやマイクロソフトやLINEのような会社であれば、個人を全面に出して、情報発信しても問題ないでしょう。
しかしそうではない、昔ながらの会社ではどうでしょう?
おそらく社員個人が情報発信することを快く思わないのではないでしょうか?
実名で情報発信して「会社ではなく個人の考えです」と注釈したところで、会社の考えと個人の考えにズレがあった場合「お前、ブログでこんなこと言ってたのか」と説教されるのは目に見えています。
なので安易に実名と写真公開はしない方が良いでしょう。
『こんな考え方があったんだ』と驚いた
ブログを意識するようになったら、他のブログもちゃんと読むようになりました。
例えば『1,200万人の事務員たちよ、VBAという武器を手に戦いに出よ!』です。
ちょうどAIが人間に囲碁や将棋で勝ったとか、AIが人間の能力を越えるシンギュラリティがやってくる!と盛んに報道されていました。
この中でも、ほとんどの事務職がAIに置き換わるので失業するという警告が発せられていましたから「こりゃ、確かに普通の事務職はヤバいかもしれない」なんて思ったわけです。
そんな時「普通の事務職もVBAを使えるようになるべき」というメッセージはとても新鮮でした。
そして、こういう切り口でブログのテーマにするのもアリなんだと思いました。
自分のようなありふれた人間が発信することの意味
ちまたに情報が溢れている時代なので「別に自分如きの考えなんて、ブログで公開しても誰も読まないだろうし」と思っていましたが「でも、もしかしたら誰かの役には立つかもしれない。それが1人でも100人でも良いのでは?」と思えるようになって、やっとブログを開設したのです。
その時の(今もですが)想定読者は「少し前の自分」です。
同じようなことで、同じようにちょっと前の自分のように困っている誰かに対して、少しでも役に立てれば良いですよね?
きっと日本中に数人は居ると思います。
例えば今だと、これから多くの職場に普及していくであろうRPAですが、情シス部門や業務改善担当にでもならなければ、まだまだ知名度は低いし、どんなモノなのかも分かりません。
NTT東日本のCMでイチローが地味に「RPA」とか言ってますが、あのCMを観た人の何人が「RPA」を認識できているでしょう?
おそらくほとんどのテレビを観ている視聴者はRPAと言ってることにすら気がついていないのではないでしょうか?
それであればブログで「RPAという新しい概念のモノ」を平易な言葉で伝えることには意味があると思います。
ましてや、こんなにまだ社会的に認知度の低いRPAを導入する担当者になったのであれば、多くの苦難を味わうハズです。
それこそが「少し前の自分のためになる情報」なのです。
そして、これから自分と同じような苦難の道を歩くことになった人たちへの道標になるハズです。
そうやって知識と経験が社会に循環していくのだと思います。
最近、話題になったえらいてんちょうさんの『しょぼい起業で生きていく』には「お店を開けていれば、なんだか知らないうちに人が集まってきて、なんだか知らないうちに売上が上がっている。お店というは開店することが大事。開店すれば、なんか人が来るもの」とありました。
ブログも同じように、開設しておくことが大事だと思うのです。するとどこからかやってきて、その人の目当ての情報を知ってもらえるのです。
自分の経験は自分だけの引き出しにしまうのではなく、皆に見せてあげれば、必要とする人に届くでしょう。
なので現在のブログ運営は『同じように苦労している人への知識と経験のお裾分け』という考え方になったのです。
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