Twitterを見ていると情シス残酷物語みたいなエピソードが流れてくることがあります。
こんにちは!松田軽太です。
たとえばmomoさん。
彼女が綴ったnoteのエピソードを読んだら、あまりのヒドい環境に驚きを禁じえませんでした。
ひとり情シス時代。
— momo🐱情シスママ (@momo08534512) 2021年4月10日
服薬して自宅で絶対安静。
上司から毎日電話。
社員からの問合せに答えられない。
無事安定期。
許可が出て久々の出勤。
社長。
「出産祝いはコンドームやるよ」
2週間後、大量の鮮血。
切迫早産。今度は入院。
ひとりなら大丈夫でも、
お腹の子はこの環境に耐えられない。 https://t.co/nNpB0yoWad
もはや過酷を通り越して、残酷ですらあります。
なぜ、このような理不尽な働き方を強要されなければならないのでしょうか?
他の情シスがどんな働き方をしてるのは知らない
それは仕事に忙殺されて『自分の職場環境が異常であることに気がつけない』ということもあるとあると思います。
特にひとり情シスな状態だと他の職場との比較がすることができないので、環境を客観視できません。
たとえば最近ではITベンダーから非IT系の事業会社の情シスに転職される人も増えています。
近年、大企業ではDXが盛り上がってりおり、ソフトウェアファーストな時代になりつつあるという認識が浸透しているからIT人材の需要が高まっているからでしょう。
またITベンダーであれば、いろんな会社への常駐派遣を経験されている人も多いので、他の職場と自分の職場の良い点、悪い店を比較することができます。
しかし、多くの中小企業では「あー、そうそう。君、パソコンが得意だったな。ちょうど良いからウチの情シスをやってくれ」みたいな軽い感じで依頼されたりするのではないでしょうか?
総じてそういう会社でのIT部門の扱いは低いです。なぜなら「情シスの価値が分からないから」です。
Twitterを活用すれば、世間の情シスのことが分かる
では、ひとり情シスが自分の職場と他の職場を比較する方法はないのでしょうか?
てっとり早いのはTwitterを活用することです。
前述したmomoさんもTwitterで発信したことで救われた…という部分も大きいでしょう。
特にTwitterには孤独なひとり情シスがたくさんいて、社外の仲間を求めています。
情シス本の著者のTwitterアカウントを探してみる
ひとり情シスについて書かれた本はあまりありませんが、しかし、非常に参考になる本もあります。
こちらの本は、タイトルだけ見るとRPAの本のように思えますが、半分以上は
これからのひとり情シスの在り方を解説してくれています。
RPAはローコード開発なので、ひとり情シスが上手く活用すると便利な道具になるというのがタイトルに込められた想いなのです。
ちなみにこの本の著書である福田敏博氏のTwitterアカウントはこちらです。
こうした人たちがフォローしている人を参考にすると良いかと思います。
ひとり情シスの相談に乗ってくれる人を探す
他にも昭和企業からIT企業に飛び込んだあーちゃんのアカウントも参考になると思います。
あーちゃん自身もITへの理解が全くない昭和マインドな企業でIT導入に奮闘した経験があるので、ひとりで苦労している情シス担当者の気持ちが理解できるのです。
あーちゃんはそんなひとりぼっちで困っているIT担当者向けに、boshuというサービスを通じて相談に乗ってくれます。
親身になって悩みの解決方法を一緒に考えてくれるハズです。
ちなみに あーちゃんの奮闘記はこちらで読むことができます。
ITに対する理解がある人材は貴重であることを認識する
中小企業で経営陣がITオンチしか居ない会社だと、情シスの地位は低いことが多いです。
だから「お前らは一銭も稼がないコストセンターだ!」とか「リース料と保守料を垂れ流す金食い虫だ!」と罵られます。これはもはや鉄板の台詞なので、もし、この台詞を
言われたら「出た!鉄板!」くらいに思って聞き流すと良いでしょう。
何故なら、そういう悪口や悪態を日常的に聞いていると、いつしか「自分は無能で役に立たない人間なんだ…」と必要以上に卑下してしまうようになります。
しかし、それは悲しいことです。
価値というのは、環境で変わるのです。
もし今の自分の扱いに疑問が湧いたのであれば、一度、Twitterで「#情シス」「#ひとり情シス」という言葉で検索してみると、自分の知らない世界を知るキッカケになると思います。
ネタ系であれば「#情シスを一行でイラつかせる選手権」を見ると「あー、自分の会社と一緒だ」と共感すると思います。
なにはともあれ、1人で悩まないことが大事です。
自分の心が壊れてしまう前に、外の世界を覗いてみましょう。