ロケットニュースといえば、ありとあらゆるジャンクフードに挑む男たちの物語にあふれていますね。
こんにちは! 松田軽太です!
最近はITっぽい記事が多いこのブログですが、もともとは雑記ブログなのです。
今回はITっぽいことや情シスっぽい内容は一切ありません。
なので役に立ちそうな内容を期待した人には先に謝っておきます。
役に立たなくてごめんなさい!
「カレーパンサイダー」ってなんやねん!
さて、Twitterにて流れてきたこのツイートに心引かれたのです。
人は何故か「絶対に美味しくないハズだ」と確信しているのに食べたり飲んだりする生き物なのだ。
— 松田軽太 (@matudakta) 2021年6月8日
【ブチギレ】「カレーパンサイダー」が当たり前の顔して売られてたので買ってみた結果 → 勘違いするんじゃねえぞ! https://t.co/7wHLz6aGRJ @RocketNews24から
もう、カレーパンとサイダーを掛け合わせただけで異種格闘技戦だし、そしてどう考えても美味しくないと思いますよね?
しかし、人は何故か美味しくないと分かっていても・・・いや、ある意味、美味しくないと分かっているからこそ、食べずにはいられないのです。
(一部の人の話ですが)
そして、このツイートを見てしましました。
その昔、コーヒーソーダを一口飲んで吐きました
— ソリュエイ(ソリューション営業の呟き) (@WJQnQtt3oa376i2) 2021年6月8日
そう、コーヒーソーダです。
炭酸とコーヒーというコチラも異種格闘技な飲料ですが、僕にも忘れられない思い出があるのです。
そして検索してみると・・・その姿を見つけることができました!
2005年、アートコーヒーの缶コーヒースカッシュ。表裏。新宿西口地下にあった店舗にて。今のサンマルクカフェのある位置です。#炭酸入り缶コーヒー #コーヒースカッシュ #アートコーヒー pic.twitter.com/gjz7uQqS01
— つばめ92号@3日目南ミ16a中止 (@tsubame92) 2016年8月3日
この独特の缶のデザイン、間違いなくコイツです。
ということで、今回はある日、飲んだ炭酸コーヒーの思い出を綴ります。
愛と悲しみのコーヒースカッシュ
僕はここ数日の殺人的な猛暑で夏バテ気味だった。
容赦なく照りつける日差し。うだるような暑さ。
そんな気だるい体と心をリフレッシュするのには炭酸飲料がピッタリだ。
お口の中で弾ける気泡はまさに心のジャグジーと言える。
さて、そんな時、ふと目にとまったのが「コーヒースカッシュ」だ。
発売元はアートコーヒー。
コーヒーの達人ともいえる伝統あるコーヒーメーカーだ。
そのアートコーヒーが「コーヒーを炭酸飲料にする」という画期的な偉業を成し遂げた。(今にして思えば 荒業 と言わざるをえないワケだが・・)
薫り高いコーヒーとさわやかな炭酸に、僕の体と心は癒されるに違いない。
さっそく缶を開けてみる。
その芳香なアロマが鼻腔に広がる。
・・・と思いきや、広がったのは、缶の口からあふれ出るドス黒い液体であり、まるで台風の雨雲のように瞬く間にテーブルの上を黒く染めていった。
缶には「炭酸入り」コーヒーと書かれていたので、てっきり微炭酸かと思ったら大間違い!
思いっきりな炭酸飲料だったのだ。人間の思い込みとは恐ろしいものだ。
しかし、この想定外のアクシデントはユーザーである自分の落ち度。
コーヒースカッシュに罪はないのだ。
さて、気を取り直して、コーヒースカッシュを口に含む。
コーヒーの苦味がお口の中に広がり、強烈な炭酸がその苦味を倍増させる。
そして、たっぷりと含まれた甘味料のベタついた甘さ・・・。
つまり、だ。
所狭しと弾け飛ぶ苦味と、切れの悪い甘さが、ダラダラといつまでも口の中に残るのだ。
僕はまるで忘れ去りたかった辛い過去を思い出した時と同じような憂鬱な気持ちになった。
「こんなハズじゃなかった」との思いが頭の中でグルグルと廻りだす。
そう、こんなハズじゃないハズだ。
まだたったの一口じゃないか。
気を取り直して僕は再びコーヒースカッシュを流し込む。
こんどはちょっぴり多めに・・・。
ウグググ・・・。
より一層、苦々しい思い出のような濃い苦味。
ストーカーのように執念深い甘味。
ケンシロウの繰り出す北斗爆裂拳のような強烈な炭酸の奏でる3重苦のハーモニー。
まだ・・・ふた口なのに・・・このダメージ・・・(滝汗)
禁断の缶を開けてしまった事への自責の念のせいか、お腹まで痛くなってきた。
再び僕は思う。「こんなハズじゃなかった・・・」と。
こみ上げてくる悔しさやら無念の気持ちやら嘔吐感やらを胸に抱えたまま、僕はトイレに駆け込んだ。
嗚呼、コーヒースカッシュ。
君が本当に辿り着きたかったところは一体、どこだったのだろう。
そんな僕の心配をよそに、コーヒースカッシュは便器の彼方へと旅立っていったのだった。
----おしまい----