2023年11月8日から9日に開催された「Cybozu Days 2023」に行ってきました。
こんにちは! 松田軽太です。
ということでサイボウズデイズ(Cybozu Days)について振り返ってみたいと思います。
「サイボウズデイズ(Cybozu Days)」とは?
サイボウズデイズとはサイボウズ社とそのパートナー企業の展示会です。
公式サイトの説明文から引用します。
サイボウズデイズは、年に1度のサイボウズ最大のイベントです。
特に見ていただきたいのは、100以上のパートナー企業が集結する展示エリア!
サイボウズ製品と組みあわせて使える魔法のような連携サービスや、
業務改善をガイドするパートナーと出会える場となっています。
幕張メッセで、Magical DX Tourへのご参加をお待ちしています。
サイボウズデイズについて | Cybozu Days 2023
このイベント、驚きなのはサイボウズ社だけの展示会で幕張メッセを埋めることができるほどのとんでもない集客力があるということです。
サイボウズ社が提供しているサービスはどのくらいあるかというと代表的なのは下記の4つです。
・Kintone(WEBデータベース)
・サイボウズOffice(中小企業向けグループウェア)
・サイボウズ Garoon(大企業向けグループウェア)
・メールワイズ(メールを複数人で共有できるツール)
その中でもKintoneの拡張機能(プラグイン)に関わるパートナー企業が100社以上もあって幕張メッセを埋めるくらいに集客できるのです。
2023年のテーマは「マジカルDXツアー」
「Cybozu Days 2023」のテーマは「マジカルDXツアー」と銘打たれています。
公式サイトの説明文はこうです。
さぁ、今年も一年に一度のお祭りがはじまります。
今年のサイボウズデイズのテーマは「マジカルDXツアー」
世にも不思議な魔法の国へみなさまをご招待。
是非会場に訪れ、見て、聞いて、触って楽しんで頂き、
DXの世界を駆け抜ける魔法の力を手に入れましょう。
Cybozu Days 2023(サイボウズデイズ 2023)
サイボウズデイズ(Cybozu Days)が他の展示会とは一線を画するところは多々あります。
今回、初めて参加させていただきましたが、まるでテーマパークのようなド派手な会場演出には度肝を抜かれます。
サイボウズ祭り、舞台演出が異次元です(笑) pic.twitter.com/Y12xsOsA8H
— 松田軽太DX (ソリュエイ亭門下生)5550 (@matudakta) 2023年11月9日
一歩足を踏み入れただけで異世界に来た雰囲気なのです。これだけで他の展示会とはだいぶ違います。
@matudakta https://t.co/JfaJq62o6d
— はなっち!ガハハな開発者! (@hjmkzk) 2023年11月9日
タイトルの「マジカルDXツアー」ですが、これって「今まで紙や手作業で行っていた非効率的な業務が、サイボウズ社の提供するKintoneなどのクラウドサービスを適切に活用するとまるで魔法のように改善できる!」というメッセージなのだと受け取りました。
動く青野社長、初めて見た!#cybozudays pic.twitter.com/Fxon0z1rlY
— 松田軽太DX (ソリュエイ亭門下生)5550 (@matudakta) 2023年11月9日
デジタル人材を育成するという使命
さて、今、サイボウズ社の一押しサービスはWEBデータベースのkintoneです。
Kintoneは「ITの知見や専門知識がなくても、自分の手で業務改善を実現できる」が大きな売りだと思います。
Excelで運用している簡単な台帳的なものであれば、項目定義するだけなのでものの5分くらいで作れるのでテレビCMでやっているように複数にで更新しているExcelブックの課題はあっという間に解決できることでしょう。
しかしkintoneはデータベースです。
なんでもできるExcelと違ってデータベースはルールに基づいてデータを保管します。
そこがExcelしか使ったことがない人には最初のハードルになると思います。
そこでKintoneのパートナー企業では、伴走型サービスということで、kintoneを利用する人に寄り添いながら運用できるようにサポートしてくれるサービスが多々ありました。
従来のように「欲しい仕組みをITベンダーに作ってもらって利用する」とは、大きく違う考え方です。
会場で目についたのはMOVEDさんです。
製造業のDXに強いというクオリカさんとか。
よく目にするIT大手のパートナー企業も目につきました。こちらもユーザー支援のサービスがあるようです。
今のKintoneは300種類以上もプラグインがあるので、自社の課題解決のために役立つプラグインを探すのが大変です。なのでJBCCという会社では「プラグインソムリエ」という立ち位置でユーザー支援しているそうです。
他に富士フィルムさんも目につきました。
サイボウズ — cybozu.com : 富士フイルムビジネスイノベーション
基盤としてのkintone
このようにKiotneという世界では、たくさんの企業ががKintoneをさらに便利に使えるプラグイン(拡張機能)を提供しています。
100社以上が出展されていたようです。
サイボウズ社の青野社長も登壇で「エコシステム」という言葉で話されてましたがKintoneという基盤の上に各パートナー企業がさまざまな便利なプラグインを提供しているのです。
このたとえが正しいか定かではありませんが「KintoneはiPhoneのようなスマートフォン本体で、そこに自分の使いたい便利なアプリをインストールして活用する」というイメージだと思いました。
業務改善を「小さく始める」というフェーズではkintone以外のノーコード開発ツールでも同じこと(日報など)はできるだろう。
— 松田軽太DX (ソリュエイ亭門下生)5550 (@matudakta) 2023年11月10日
しかし「活用範囲を拡げる」というフェーズになるとツール機能の限界が足枷になる。
kintoneパートナーによるエコシステムは限界突破を手助けしてくれる。#CybozuDays
企業にはEPRパッケージなどの基幹システムやExcelでの集計など、さまざまな情報があります。そこにkintoneやRPAなどで内製したシステムを上手く組み込むことで業務効率を上げることができます。そう、共存できるし共存させるべきなのです。
基幹システム、kintone、M365の棲み分け図
— 松田軽太DX (ソリュエイ亭門下生)5550 (@matudakta) 2023年11月9日
これらの間を繋ぐのがRPA#CybozuDays pic.twitter.com/BKubMmxl0N
強力なユーザーコミュニティ
そしてKintoneのもう一つの大きな特徴は、熱気あふれるユーザーコミュニティです。
自治体向けのユーザーコミュニティや大企業向けのユーザーコミュニティなど、いろいろあるようです。自分たちに近い業態や属性のコミュニティがあることで、共通する悩みを相談できるし、共感もされるのだと思います。
こういうことが可能なのも3万社を超える利用企業という幅の広さがあることで実現できるのだと言えるでしょう。
今回、初めてサイボウズDAYSに参加して分かったことは、kintoneのエコシステム(多様なパートナー企業、ユーザーコミュニティの素晴らしさ)を体感できたことだと思います。
— 松田軽太DX (ソリュエイ亭門下生)5550 (@matudakta) 2023年11月10日
この世界観はカタログを眺めていただけでは実感できないと思います。#CybozuDays
「Cybozu Days」にぜひ参加してみて!
「Cybozu Days」という年に一回開催されるサイボウズ祭りに実際に参加してみると、熱気に包まれた会場の雰囲気と、そして参加されている皆さんがとても楽しそうに生き生きしています。
おそらくカタログを眺めているだけでは、この雰囲気や世界観は実感できないと思います。
トヨクモさんブースであるある探検隊!#CybozuDays pic.twitter.com/CEYzZWx0Hu
— 松田軽太DX (ソリュエイ亭門下生)5550 (@matudakta) 2023年11月9日
今後もDXやシステム内製化という流れは止まることがないでしょう。
「チームワークあふれる社会を創る」とは
サイボウズデイズ(Cybozu Days)では、単にサイボウズ社の提供しているサービスの使い方だけではなく、DXへの取り組み方やシステム内製化を推進するための考え方など、幅広い視野でのセミナーも多く開催されていました。
それはサイボウズ社の掲げる理念(パーパス)が「チームワークあふれる社会を創る」だからだと思います。
このパーパスを実現するための手段がKintoneであり、サイボウズOfficeであり、サイボウズ Garoonであり、メールワイズなのです。
サイボウズデイズ(Cybozu Days)は毎年、11月上旬に開催されているようです。
情シス部門の社内SEだと、ついつい自社内だけの課題だけに目を奪われがちです。
しかしこういう場にくることで自分の視野も広がる思いがありました。
次回もサイボウズ祭りに参加したいと思います。
きっと新しい発見があると思うので。