松田軽太のブロぐる

企業の情シスで働いています。会社の中では何をしてるのかナゾな職場の情シスあるあるなどや読んだ本のことなどを思いつくままに書いています。

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なぜkintoneで基幹システム刷新は危険なのか

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やっと暑すぎる夏も終わりかけてきましたね!

こんにちは! 松田軽太です。

 

さて、先日、このポストでちょっとした盛り上がりがありました。

 

 

ChatGPTに「この件をベースにブログを書きたいんだけど」と相談したら、ほぼ完成形を出してくれました。

 

手を入れる必要もない完成度なので、このまま載せちゃいます。

 

なぜkintoneで基幹システム刷新は危険なのか

最近X(旧Twitter)でちょっとした話題になったポストがありました。要約すると——

システム開発経験のない他部署の管理職が、部下に触らせていたkintoneで「基幹システムを置き換えられる!」と会社に宣言。役員が真に受け、インターン70名体制で開発を始めることに…。しかも対象は国のインフラ関連システム。

この投稿に対して、私も「これはヤバいkintoneの使い方では…」と一言つぶやいたのですが、多くの反響がありました。寄せられた反応を整理すると、大きく3つの方向性が見えてきます。

  • 設計や要件定義を飛ばしていることへの懸念

  • kintoneの強み・弱みを理解せず「魔法の杖」と誤解していることへの冷ややかな目

  • 基幹システムという重要領域でそれをやることへの恐怖感

この記事では、なぜ「kintoneで基幹システム刷新」は危険なのかを整理してみたいと思います。


kintoneは何が得意で、何が不得意か

まず誤解してはいけないのは、kintone自体はとても便利なツールだということです。プログラミング経験がなくても画面を作り、業務フローをすばやく改善できます。社内の小さな業務改善や、部門レベルでの情報共有には非常に強みを発揮します。

ただし、kintoneは「業務改善ツール」であって「基幹システム刷新ツール」ではありません。スピードと柔軟性に優れる反面、以下のような領域は不得意です。

  • 高い可用性や信頼性の担保(止まったら会社が止まるレベルのシステム)

  • 長期運用を見据えた保守・拡張性

  • 複雑な権限管理やセキュリティ要件

  • 他システムとの大規模・複雑な連携

つまり「現場の困りごとをすぐ解決する」には向いていますが、「会社の心臓部を置き換える」用途には根本的に適していないのです。


基幹システムとkintoneのギャップ

基幹システムに求められるのは以下のような要件です:

  • 止まらないこと(24/7稼働)

  • 長期安定運用(10年、20年単位で利用)

  • 厳格なセキュリティと権限管理

  • 高い信頼性とデータ整合性

  • 法規制・業界基準への準拠

これらは「画面をポチポチ作る」だけでは対応できません。むしろ設計・要件定義・テスト・運用設計といったソフトウェア工学の基礎が欠かせません。ここを飛ばして「ツールが簡単に使えるから大丈夫」と考えるのは非常に危険です。


危険な理由

では、なぜ「kintoneで基幹刷新」が危険なのか。ポイントは4つあります。

  1. 道具への過信
    「簡単に画面が作れる」→「基幹もいけるやろ!」という思考の飛躍。

  2. 設計不在
    要件定義や設計を飛ばすと、あとから必ず破綻します。動くものは作れても、正しく動き続ける保証はありません。

  3. 人材リスク
    インターンや未経験者に丸投げすると、知識が属人化し、引き継ぎ不能。数年後に誰も面倒を見られなくなる恐れがあります。

  4. コストとリスクの肥大化
    「安くできる」と思って始めても、結局は追加開発・トラブル対応・システム再構築に大きなコストが発生します。


事例紹介(失敗と成功から学ぶ)

❌ 失敗事例

事例1:販売管理システムを無理やりkintone化
中堅製造業A社は古い販売管理システムをkintoneに置き換えようとしましたが、在庫と受注の整合性が取れず、会計システムとの連携も失敗。処理が重くなり、最終的に再構築コースに。二重投資となってしまいました。

事例2:インターン主導で開発 → ブラックボックス化
サービス業B社では、インターンが複数のアプリを構築。しかし退職後にメンテ不能となり、「触ると壊れる謎システム」に。全社導入は断念しました。

👉 共通点:「基幹システムの置き換え」を狙ったことが失敗の原因


✅ 成功事例

事例1:経費精算フローをシンプルに
C社はExcelでやっていた経費精算をkintoneでアプリ化。申請・承認がスムーズになり、工数が3割削減。監査対応も効率化しました。

事例2:プロトタイプとして活用
物流系D社は新しい配送管理システムを導入する前に、kintoneで簡易アプリを作成し、現場で検証。その知見をプロが構築する本格システムに反映できました。

👉 共通点:「周辺業務の改善」「プロトタイピング」として活用したからこそ成功


正しいkintoneの使い方

ではkintoneはダメなのか?そんなことはありません。正しい使い方をすればとても有用です。

  • 部門内の業務改善・効率化

  • ちょっとしたデータ管理や申請フローの自動化

  • 本格システム導入前のプロトタイピング

  • 既存の基幹システムを補完する「サブ的な役割」

つまり「小さく速く改善」には最適ですが、「会社の心臓を作り直す」には不向きなのです。


まとめ

  • kintoneは便利な業務改善ツールである

  • 基幹システム刷新には根本的に向いていない

  • ソフトウェア工学の基本(設計・要件定義・テスト)は欠かせない

  • DXだからといって「ノーコードで全部!」は大事故につながる

Xでのやりとりは笑い話のように見えるかもしれませんが、国の基幹システムとなると笑えません。「便利ツール」と「基幹システム」を混同しないこと。これがDXを成功させるための第一歩だと思います。

 

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ChatGPT、すげー!

この完成度の文章をあっという間に書いてくれるんだもの。

数年後、どうなっているのか恐ろしくなりますね・・・

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