野口悠紀雄氏の著書「仮想通貨革命---ビットコインは始まりにすぎない」を読んでみたのですが、非常に興味深いです。
こんにちは! 松田軽太です。
この本を読む前は「仮想通貨ってなんか胡散臭い感じがするなぁ」とか思ってましたが、それは大きな誤解でした。
多くの人がそうであるようにSuicaのような電子マネーと仮想通貨の違いが分かってなかったんですが、この両者の大きな違いは転々流通性の有無なのです。
つまり電子マネーはお金をSuicaにチャージしたら、Suicaとして電車に乗ったり、物を買うことしか使えません。
例えばSuicaに残った残金を、友達や家族に分け与えることができませんが仮想通貨は色んなお店や色んな人に渡すことができるのです。
それ故に通貨と呼ばれるんですね。
人は実態が分からないモノや理解しがたいモノには警戒しますよね。
インターネットだって、20年前は何だかよく分からない謎に満ちたモノだったわけです。
20年前の自分に「20年後には高速な電話線で個人が世界中に画像や動画が送れるようになって、しかも無料電話が主流になるよ」と言っても「はぁ?頭オカシイんじゃないの?」と一笑に付されてしまうでしょう。
仮想通貨の中ではビットコインが有名ですが、同じような仮想通貨が200種類もあるそうです。
その中で最終的にどの仮想通貨が残るのかは分かりませんが、インターネットがいつの間にかに普及したように、仮想通貨もいつの間にやら身近なサービスになっているかもしれません。
そしてスマホが生活に密着したように20年後には「仮想通貨の無い頃ってどうやって買い物してたっけ?」ってことになっているかもしれません。極端ですけど。
新しいモノの黎明期は誤解もあるし、混乱もあるし、ある種の危険性もあるけど、同時に未来を想像するとなんだかワクワクしますね。