こんにちわ!松田軽太です。
ブログを書きはじめてからというもの、ブログの世界に興味深々になりました。
まさに「アタナの知らない世界」といった感じでカルチャーショックを浴びせられています。
ブログ界ではもはや定番の本なのでしょうが染谷昌利さんの著書「ブログ飯」という本を読んでみました。
ブログをバリバリ書いてる人からみたら、読んでいて当然の本なのでしょうね。僕は正直、この本を読むまでは、アフィリエイトって胡散臭いものだとばかり思ってました。
しかしこの本を読んで感じたのは「ブログで飯を食うのは地味で過酷な作業だ」ということです。
個人商店であれ企業であれ「お金を稼ぐ」という行為が「価値の提供」であり、人は価値を感じる物や行為に対して、感謝の意と共にお金を払うのですよね。
お店であれば、実際に目の前に商品があり、商品について詳しく教えてくれる店員さんがいて、そして商品を選んでいる僕にどの商品が僕の目的に合っているのかを教えてくれて、僕はその説明を聞いて納得して、お金を払って買うわけです。
しかしブログには話しかけることは出来ません。
そこにあるのは文字や写真で書かれた商品説明だけです。
だからこそブログは、そのサイトに訪れてくれた人に対して、分かりやすく誠実に商品の特徴を説明する必要があります。そしてその内容に納得してくれた人が商品を買ってくれるということです。
ということは、ブログで商品を売るということは記事から溢れ出る信頼感がとても大切なのだと感じました。
「分かりやすく詳しく商品を解説する」というのは口で言うほど、簡単ではありません。少なくとも自分で買いたいと思う商品でなければ、他人を納得させるような文章は書けないでしょう。
そういえばテレビ通販でお馴染みのジャパネットたかたの元社長である高田明氏のインタビュー記事を思い出しました。
高田氏は「商品を売っているんじゃなくて、その商品の価値を売っている」と仰ってます。

- 作者: 高田明
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2017/01/13
- メディア: 単行本
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それって似ているようで、全然違いますよね。お客さんがお買い上げくだされば、結果として商品が届くわけですが、ジャパネットの番組を観て買った人は「その商品を使えば、これだけ便利なる」という利便性を想像した上で買ってくれるワケですから。
でも、この考え方ってブログ飯で書かれていることと、本質は同じなのだと気がつきました。
お客さんはそのお店を信頼して買ってくれてるように、ブログの読者はその記事を信頼して買ってくれるということですから、いわばブログはセレクトショップに近いわけですよね。
そういえばデキる営業マンは商品を売らない、なんて話もありますね。
これらに共通するのは、顧客目線で提案するということです。
営業予算を達成するために、ついつい押し込み営業をしてしまう、ということもありますが、本来「必要な物を必要な人に必要な時に売る」というのは、ある意味で当たり前のことですよね。
そう考えるとブログ運営も実直で誠実でなければ信頼は得られないということなのだと思います。
昔から「継続はチカラ」と言いますが、ブログの世界も地道な努力を積み重ねるということは同じなのですね。
情報伝達の技術は進化しても、人の生活の本質は案外、普遍的なのですね。