LINEの元社長の森川亮氏の著者「シンプルに考える」を読んでみました。
こんにちは! 松田軽太です。
ビジネスにおける「シンプル」とは何かについて書かれています。
そもそもビジネスとは、ユーザーが求めているもの(価値)を提供することです。
決して他社と競争することが目的ではないはずです。
しかし近年、多くの企業が目的を履き違えているように感じます。
2016年に惜しまれつつ引退したセブンイレブンの鈴木敏文元会長はコンビニという新しい流通・小売業で数々のイノベーションを実現しました。
例えばコンビニでの公共料金支払いや高品質PB品の開発や独自銀行の開業など、枚挙に暇がありません。
それらの新サービス開発の結果、セブンイレブンはダントツでコンビニ一位の地位を確立しています。
しかし鈴木敏文元会長は他のコンビニと競争しているつもりは全くないと言います。
あくまでもお客様がどんなサービスを求めているか?それに対してどう応えるかだけを考えていたそうです。
それらのサービスがお客様に支持され、結果としてコンビニ一位になったのです。
おそらく他のコンビニにどう対抗するかという視点でサービスを開発していたら、コンビニという業態が社会インフラになるまでの進化はなかったのではないかと思います。
せいぜいちょっと便利な商店といった存在でしかなかったかもしれません。
そう考えるとLINEの元社長の森川亮氏の言っているようにユーザーが求めているサービスの提供というのが、ビジネスの本質なのだと納得できます。